【銘柄診断】アドテックエンジニアリングはウシオ電機のTOBで収益好転へ
2012年3月31日 14:21
アドテックエンジニアリング <6260> (JQS)はウシオ電機<6925>(東1)が1株400円で公開買い付け(TOB)を実施すると発表したことが手がかり材料になり、発表後の2月14日に急騰、400円近辺でもみ合いを続けている。
ウシオ電機の持ち株は従来の25.68%からTOB後には65.5%にまでアップした。TOBは3月12日で終了しているが、通常はTOBを終えると下げに転じるケースが多く、その後も強調が続く珍しいケースである。ウシオ電機との関係強化による業績向上への期待感が強まっているようだ。
今2012年9月期の第1四半期の収益は営業利益が1億5900万円(前年同期2900万円の損失)と既に3月中間決算の想定水準1億5000万円を上回るほどに好調だ。
昨年来スマートフォンやタブレット端末の需要急伸に牽引されプリント配線業界が活況に推移しているため、プリント配線業界向けにコンタクト式露光装置、直描式露光装置が好調に推移している。
現在の株価水準でもPBR0.6倍、配当利回り3.8%と十分に投資対象になり得る。PERが12倍台にあるが、今後予想される増額修正で割安水準に変化する方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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