【銘柄診断】アグレックスは増益率が物足りず、上値を指向するパンチ力が不足
2012年3月31日 11:30
アグレックス <4799> は昨年3月以来のほぼ1年にわたるもみ合いを離れてきた。今2012年3月期の第3四半期累計決算では営業利益は3億4500万円と前年同期比横ばいにとどまった。
ただ、これを四半期ベースで捉えてみると、第1四半期の1400万円をボトムに第2四半期1億3800万円、第3四半期1億9300万円と、時間を追って業績が伸びており、来2013年3月期の業績への期待が上値買い進みの手口を呼び込んでいるようだ。
データエントリーや事務処理等の顧客企業の業務を一括して受託するビジネスプロセスアウトソーシングは伸び悩んでいるが、銀行の合併・統合などで金融業界向け情報システムの構築が順調なほか、顧客管理、マーケティングを支援するCRMも好調を維持している。
今3月期は営業利益7億2000万円(前期6億5000万円)と増益が見込まれている。しかし、増益率という点では物足りなさは否めない。なお上値に進むにはややパンチ不足。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・基調は強いも『荒れる2日新甫』に備え全力投資避ける=犬丸正寛の相場展望(2012/03/30)
・【狙い場・買い場】好業績と好財務内容の創薬ベンチャーアールテックウエノ、大化けも(2012/03/30)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)