デンバー動物園が「ウンチで走るトゥク・トゥク」をお披露目
2012年3月29日 19:15
danceman 曰く、 米コロラド州デンバー動物園が、世界初という「ウンチで走るトゥク・トゥク」をお披露目した(本家/.、The Huffington Post記事)。
トゥク・トゥクはタイ名物ともなっているオートバイに荷台を積んだような乗り物であるが、デンバー動物園はこのトゥク・トゥクをタイから購入し、動物の糞を固形化したペレットを燃料に走るよう改良したのだという。排泄物から動力源を得る技術は、同動物園のスタッフが開発したとのこと。動物の糞だけでなく、動物園の従業員や来場客の排泄物も使われるのだそうだ。
今春公開予定の「Toyota Elephant Passage」では、10エーカー(40,470平方メートル)の広大な土地で飼育されるゾウを見ることが出来るようになるが、ここでも同技術が活用されることになるとのこと。これまで年間150万トンにもなる糞はゴミとして捨てられてきたが、同技術が活かされればこうした糞のうち90%を有効利用することができるとのこと。また同動物園のJennifer Hale氏は、この技術は「動物園に限らず、キャンパスやコミュニティーなど様々な環境でも活用することができる」と話しており、同技術の可能性に期待している。
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