パソナグループ、三菱商事とアウトソーシングサービスで合弁事業
2012年3月29日 16:23
パソナグループ、三菱商事、ビーウィズ(三菱商事100%出資)の3社は29日、コンタクトセンター事業やBPO事業を中心としたアウトソーシング(業務委託)分野において、日本を代表するアウトソーシングサービス事業会社の構築を目指し、ビーウィズの株式をパソナグループが60%取得し、今年5月よりパソナグループと三菱商事による共同経営体制とすることに合意したと発表した。
日本国内においては、東日本大震災以降、企業における事業継続リスクを分散する必要性が高まっていることなどを背景に、効率的な業務プロセスの構築・運用を目的としたアウトソーシングサービスへのニーズが、ますます高まっている。一方、顧客の事業戦略を踏まえ、経営目標・課題を明確化し、業務プロセスの設計・構築、アウトソーシングサービスを全国規模で提供できるBPO事業者は依然不足しているのが現状となっている。
今回の合弁事業では、「パソナグループが保有する全国ネットワーク、人材派遣・委託・請負事業のノウハウ」、「三菱商事の持つ事業マネジメント力」、「ビーウィズが誇る屈指の業務分析力、業務委託事業の知見とプロジェクトマネジメント力」を結合し、顧客にとって最適なアウトソーシングサービスを提供(業務委託化)することで事業基盤の強化・拡大を目指すとともに、顧客の業務効率化に貢献していく。
なお、ビーウィズは、2000年の設立以来、通信、保険、家電、電力、金融などの大手企業を対象にコンタクトセンター事業を中心としたアウトソーシングの企画、設計・構築、運用を手掛けており、最近では顧客のビジネスプロセスのアウトソーシングサービスに事業領域を拡大している。