【銘柄診断】タビオは再増配でＶ字回復業績を買い直して反発

2012年3月28日 13:27

　　タビオ <2668> （大２）は２８日、７円高の６９７円まで上げて３日間の変わらずを挟み４営業日ぶりに反発し、今年２月２３日につけた昨年来高値７４９円を視界に捉えている。

　　前日２７日大引け後にすでに配当落ちとなっているが、昨年１０月に続き２０１２年２月期の再増配を発表、業績がＶ字回復したことを見直し割安株買いが再燃している。

　　２月期配当は、昨年１０月に２月期業績の上方修正とともに期初予想の１５円を２０円に増配したが、今回はさらに３０円にアップさせ、前期の横並びとした。２月期業績や今後の業績・財政状態、事業展開を総合的に勘案して株主への利益還元を図る。

　　２月期業績は、東日本大震災の影響が軽微にとどまり、節電関連の夏物商品が好調に推移したことが寄与して上方修正、純利益は、３億３００万円（前期比２．０倍）と高変化が見込まれた。

　　株価は、業績上方修正で１株純資産７１６円水準をクリアし、昨年来高値まで上値を伸ばし、利益確定売りに押されて下値固めが続いた。ＰＥＲ１５倍台の割安修正で高値奪回を目指そう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）