【銘柄診断】サイバネットシステムはIT投資の回復を映した業績好転に期待
2012年3月27日 14:18
サイバネットシステム <4312> は昨年12月27日の18310円をボトムに順調な戻り波動を描いている。
同社は自動車、電子機器の開発・設計などで利用されるCAE(コンピュータによる工学支援)ソフトウェアを手掛けている。機械系の保守契約の更新が堅調に推移したほか、新規ライセンス販売も上期の大型案件が貢献。LEDなどの光学・照明系やシステムLSI向けのエレクトロニクス部門が好調に推移。このため今2012年3月期の第3四半期累計の営業利益は4億1300万円と前年同期比181%増益を達成した。
タイの洪水や円高の影響などを背景に足元では主要顧客のIT投資姿勢にやや慎重姿勢がうかがえるため、今3月期通期に付いては営業利益6億200万円と前期比3%増益にとどまる見通しだ。ただ、企業業績の好転を背景にIT投資の回復が想定される来2013年3月期は増益幅拡大が見込まれ、見直し買いを引き付けることになりそう。ここ値固めが進展、来3月期業績を取り込むもみ合い離れが接近しているニュアンスだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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