【銘柄診断】スクウェア・エニックスHDは業績好調だが、先行きの情勢は流動的

2012年3月27日 11:20

  スクウェア・エニックスホールディングス <9684> は訂正高の動きに転じてきた。今2012年3月期の第3四半期累計の決算は営業利益112億2000万円と前年同期比24%増益を達成した。パッケージソフト、ソーシャルゲームなどの好調が要因。

  今3月期通期については第3四半期の実績を下回る100億円(前期比36%増)を据え置いている。出遅れていたソーシャルゲームでは今年1月に「ファイナルファンタジーブリゲイド」の配信を始めたばかりで、第4四半期の収益がさらにアップしそうな状況に照らすと、今3月期の増額修正は不可避と思われる。

  来2013年3月期は「ファイナルファンタジーブリゲイド」が通期で寄与してくるほか大作の新作発表も予定されており、今3月期に続いての連続大幅増益が有力。その割には株価の戻りが鈍いが、これは課金問題、競争激化などゲーム業界を取り巻く流動的な状況が映し出されていると言えそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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