【銘柄診断】コスモ石油は悪材料を吸収し出直る、風力発電所の開発を加速へ
2012年3月27日 10:49
コスモ石油 <5007> が昨年10月4日の大底から二進一退型の着実な上げを見せ、現在もなおそのトレンドの途上にある。この間、今2012年3月期業績の下方修正、格付けの引き下げなど悪材料が表面化したが、それらをことごとく吸収して上げを持続しており、出直り相場の腰の強さがうかがえる。また、ここへ来て再生可能エネルギーの普及へ向け政府が本格的に乗り出すことになった。
風力発電建設に必要な環境影響評価について、これまでの3年以上という評価期間について短縮の方向となり、風力発電建設が増加する環境が整った。
同社は子会社のエコ・パワーで風力発電を展開しており、2014年をめどに関東などで合計8万~9万キロワット程度の風力発電所開発を検討している。
東日本大震災により傷ついた千葉製油所の運転が本格的に再開することで、来2013年3月期の営業利益は大幅に回復する見通しにある。PBRは0.6倍に過ぎず、株価修復のトレンドが続いていくことが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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