【銘柄診断】JBCCホールディングスは割高感強いが配当落ち後の相場に注目
2012年3月27日 10:47
JBCCホールディングス <9889> が高値圏へ再度浮上してきた。配当利回りが4.5%と高く。期末にらみで配当取りの買いが流入したことが株価強調の背景。従って配当を落とす28日以降の動きが注目される。
同社は企業の情報システムの構築、運用、保守、監視サービスの提供と、ハードウェア、ソフトウエア、ITサプライ用品等の販売を手掛ける。今2012年第3四半期累計決算の営業利益は10億8300万円と前年同期比8%増を記録した。
震災を期に企業が情報システムのバックアップ体制を強化する需要が増加している。注力分野である医療ビジネスでは電子カルテや医事会計などをクラウド環境から提供する「Medical Visionクラウドサービス」を発表した。障害時におけるリスク管理体制の強化、病院内のシステム管理者などの人的負担の軽減にもつながるとあって需要増に期待が大きい。
ただ、PERは82倍台と実態から遊離した水準にあるだけに、実態が株価に追いつくのは容易ではなさそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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