【銘柄診断】第一実業は地熱発電人気呼びこむ、来期は1株利益50円台乗せも
2012年3月25日 10:32
第一実業 <8059> が出直り色を強め新展開入りを射程内に捕らえてきた。ここへきて開発が規制されている国立・国定公園内での地熱発電について、環境省が発電のための掘削を条件付きで容認する方針を決めたことが見直し人気に拍車をかけている。
同社は創業以来の主要産業である石油関連事業のノウハウを活かし、地熱発電所への掘削装置や掘削技術を提供しており、今後予想される地熱発電の開発増加に際しての収益寄与が期待されている。
アジア地域を中心としたIT・デジタル関連機器および車載関連機器の製造装置等の売上が好調に推移したほか、大手エンジニアリング会社経由の海外向け肥料プラント設備の売上も加わり、今2012年3月期の第3四半期累計の営業利益は32億円と前年同期比29%増益を達成した。
今3月期通期でも営業利益45億5000万円と前期比7%増益を見込んでいる。中期経営計画では最終年度の来2013年3月期には営業利益51億円を目指しており、その達成への期待感が強まりそう。その時点では1株当たり利益も50円台乗せとなる。天井の高さを引き出す決定打になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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