【銘柄診断】石井鐵工所は来期の増益転換を先取り、戻りトレンド継続が有力
2012年3月24日 15:08
石井鐵工所 <6362> が着実な戻りトレンドを描いている。一昔前は仕手相場が訪れるたびに話題を集める銘柄であったが、今回は人気の循環が遅く、ようやく見直し人気が回ってきた格好。
今2012年3月期第3四半期累計の営業利益は4億7600万円と前年同期比22%の減益となった。主力の鉄構事業は売上げこそ前年同期比31%増を達成したものの、低採算案件が増加した上円高も重なり、営業利益段階で損失計上を余儀なくされたことが響いた。
今3月期通期でも営業利益は7億3000万円と前期比22%減益にとどまる見込み。しかし、東南アジア向け受注が順調に伸びる見込みにあるほか、低採算案件が一巡することで、来2013年3月期は増益転換が有力だ。
株価は既に来期の業績好転を織り込み始めているニュアンスで、株価も戻り相場継続の方向が予想される。昨年3月高値245円がターゲットになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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