【銘柄診断】日本管理センターは反落も株式分割権利取りと好配当利回り買い余地
2012年3月23日 18:47
日本管理センター <3276> (JQS)は23日、130円安の4545円まで下げて変わらずを含めて4営業日反落した。今年3月27日の権利付き最終日を前に同社の今年3月31日を基準日とする株式分割(1対2)の権利を取る買い物と利益確定売りが交錯して高値もみ合いとなったが、同社は合わせて今12月期配当を160円(分割権利落ち後は80円、前期実績120円)へ連続増配する好配当利回り銘柄の一角にも位置しており、下値は権利取りに再考余地がありそうだ。
同社は業績も好調に推移している。不動産オーナーから賃貸マンション・アパートなどを一括借り上げして一般入居者に転貸するサブリース事業の提案を積極的に推進し、受注・受託が続伸、管理戸数が増加し、さらに東日本大震災の被災地・隣接地域での賃貸住宅需要に応える社会的使命を果たしていることなどが要因となっている。
今期純利益は、4億9300万円(前期比44%増)と連続して過去最高を更新、連続増配を予想している。
株価は、昨年10月に公開価格1600円で新規上場され公開価格と同値で初値をつけたあと、100円配当が見直され1875円まで上ぶれ、前期業績の上方修正に期末記念配当の増配と好材料が続いて上場来高値6100円をつけて3100円まで調整、業績続伸予想と株式分割で底上げ、半値戻し水準でもみ合ってきた。PERは19倍台、配当利回りは3.4%と割安で、分割権利取り妙味を示唆している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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