【銘柄診断】アマガサは安値から反発、2期ぶり最高純益更新予想を見直し下げ過ぎ訂正
2012年3月23日 18:32
アマガサ <3070> (JQG)は23日、1100円高の15万5000円まで上げて3日ぶりに反発し、前日ザラ場につけた昨年来安値15万円から底上げした。3月12日に1月期決算を発表、前期は、今年2月の再々上方修正通りに減収減益率を縮めて着地し、今期は、2期ぶりの過去最高純利益更新を予想したことを見直し下げ過ぎ訂正買いが再燃した。
前期業績は、昨年7月に下方修正したものを8月、今年1月、2月と上方修正、前々期比7%減収、22%経常減益、5%純益減益と落ち込んだが、落ち込み幅は、昨年7月の下方修正値の半減以下となった。
東日本大震災による計画停電の影響で営業時間の短縮や一部アパレル顧客のブランド廃止・縮小で売り上げが減少したが、早期希望退職募集などの収益確保策の実施や販管費の減少、一部不採算店舗閉鎖に伴う営業外費用が発生したかったことから上ぶれ着地につながった。
今期業績は、新規取引先の開拓、既存顧客の深耕、中国の内販体制の構築を強化して増収増益転換、純利益は、1億9400万円(前期比14%増)と2期ぶりに過去最高更新を見込んでいる。
株価は、昨年10月の希望退職者募集を嫌って20万円台を割り、前期業績の相次ぐ上方修正で上ぶれたものの、今年2月の再々上方修正では減益業績に変わりはないとして昨年来安値を試し、今期業績好転も下値調整が続いた。PER7倍台、PBR0.8倍の下げ過ぎ訂正にトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・サトウ食品工業は特許権侵害の賠償金を嫌い急落(2012/03/23)
・【話題株】東武鉄道が「東京スカイツリー」予約開始で高値更新(2012/03/22)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)