【銘柄診断】エス・エム・エスは成長性に焦点、目先は急騰後の調整場面入りも
2012年3月23日 09:20
エス・エム・エス <2175> (東1)はいきなりの急騰相場に転じてきた。日経新聞の「知られざる成長企業(上)」という記事で、今2012年3月期に経常最高益の更新が見込まれる企業の一つとして取り上げられたのを契機に見直し買いが加速してきた。
同社は看護師や薬剤師など医療分野や介護福祉士・ケアマネージャーなど介護分野に特化した人材紹介を行なっている。高齢化社会の到来で看護分野への人材紹介の需要が高まっているため、今2012年3月期の売上げは87億8500万円と前期比15%増加する。
ただ、昨年9月に看護師関連のインターネットサイト運営会社と、医療用品や雑貨等の通販会社を買収したことによるのれん償却や新規投資が利益を圧迫。さらに介護事業者向けビジネスポータル等への投資負担も重なり今3月期の営業利益は15億400万円と前期比1%増にとどまる。
投資負担が一巡する来2013年3月期は増益幅が広がる可能性が強い。3月16日に1645円の高値を示現した後はやや波高い動きとなっており、目先は急騰後の調整に傾くことも考えられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・東京ドームは好業績に買い戻しの期待加わり2日ぶり高値(2012/03/22)
・【チャート・ワンコメント】550円のモミ合放れ近い建設技研、災害対策関連、タイでも受注(2012/03/22)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)