【銘柄診断】ランドは継続企業の前提に関する疑義がネック、買い残増加も重荷
2012年3月22日 06:29
ランド <8918> は昨年10月17日に年初来高値33円まで棒立ち相場を演じたが、その後遺症もあって調整相場が長引いている。
昨年10月高値では前2012年2月期の8月中間決算の好調が手掛かりになったが、前2月期第3四半期決算も営業利益3億500万円(前年同期2億5500万円の損失)を確保、業績好調状態が続いている。
レジデンシャル事業における分譲マンションの販売、シニア事業における高い入居率の維持等などが要因で、前2月期は通期でも営業利益7億8000万円(前期13億3200万円の損失)という従来数字を据え置いている。
ただ、前2月期第3四半期末現在では3億500万円の債務超過に陥っており、継続企業の前提に関する注記が付されている。
値ごろ的に手掛けやすいためか、信用買い残が高水準で推移しており、ある程度の減少が見られないと、戻り相場入りは難しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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