【銘柄診断】日本ケミファは高値更新、連続大幅増益をテコに内需割安株買いが続く

2012年3月21日 16:48

  日本ケミファ <4539> は21日、27円高の464円まで上げて変わらずも含めて6営業日続伸、今年3月6日につけた昨年来高値448円を更新した。今年1月に上方修正された今3月期業績が、連続大幅増益なること手掛かりに割安株買いが続いており、医薬品とジェネリック医薬品を経営の2本柱とする兼業医薬品トップに位置する独自のビジネスモデルも、内需株評価を高めた。

  同社の今期業績は、昨年10月に第2四半期累計業績を上方修正したあと、今年1月に通期業績を上方修正するなど好調に推移している。ジェネリック医薬品では前期に新規上市した16品目がフル寄与し、医薬品でも主力の痛風治療薬「ウラリット」などが堅調に推移していることが寄与している。

  3月通期純利益は、期初予想の11億円が13億円(前期比2.2倍)に引き上げられ、前期の2.1倍増益に続く高変化となる。

  株価は、昨年来高値更新でもPERは14倍台と割安であり、2008年9月以来、3年半ぶりに400円台乗せとなったここからは、同年高値593円が次のテクニカル的な上値ターゲットとして意識されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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