【銘柄診断】アスコットは日銀の金融緩和が追い風になる。マンション好転に期待

2012年3月21日 13:40

  アスコット <3264> (JQS)がいきなり急騰相場に転じてきた。昨年10月以来ほぼ70円台での値動きに終始していたが、3月初めに軽い助走で100円台を回復、そこから一息入れて上げ加速の局面に入ってきた。日銀のインフレターゲット策を契機に金融緩和への期待が強まり、不動産株見直しの流れに乗ったものと思われる。

  今2012年9月期の第1四半期決算は営業利益が900万円の損失となり、9月期通期でも営業利益3億1000万円と前期比13%の減少が見込まれている。ただ、こうした低調見通しを底値もみ合いで吸収した後上昇に転じてきており、悪材料を織り込み、今後の期待値をプラスしながらの展開になっている。

  PER21倍と若干割高だが、マンションの市況好転をどれほど加味するかだろう。ほぼ株価倍増を果たしただけに、タイミング的にはそろそろ急騰後の整理局面入りの可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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