【銘柄診断】チノーは新興国のインフラ投資の恩恵大きい、3段上げ相場を目指す
2012年3月20日 16:04
チノー <6850> はここへきて昨年来高値を更新するなど、見直し人気に拍車がかかり始めている。昨年12月26日に184円へのダメ押しを入れてから戻り足に弾みが加わり、チャートは2段上げを終えた後の値固め場面。
今2012年3月期は営業利益10億3000万円と前期比33%の増益が見込まれている。新興国でのインフラ投資活発化を背景に、計測制御機器や計装システムが伸びている。効率のいい生産体制を構築するため、国内工場の整備を進めているほか、子会社を合併し、新エネルギー、環境関連などの新分野の開発を積極化する。新興国のインフラ整備は今後とも増加が見込まれるほか、生産体制の再編効果でコストが低下、来2013年3月期も業績続伸の方向が予想される。
今3月期の業績好調を評価してきた相場が、来3月期の好業績を織り込みに向かう時点で3段上げ相場に切り替わる方向が予想される。PBRは0.9倍に過ぎず、割安買いを支える要因になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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