米ISP、違法ダウンロード防止プログラムを7月から開始

2012年3月18日 11:20

danceman 曰く、 米ISPの多くは、7月1日から違法ダウンロード防止プログラムを開始するとのこと。RIAAのCEO、Cary Sherman氏が米国出版協会の年次総会で明らかにした。ISPによる違法ダウンロード防止が実現すれば、これまでで最も効果的な海賊行為防止プログラムになると期待されている(CNETの記事本家/.)。

昨年7月、ComcastやCablevision、Verizon、Time Warner CableなどのISPは、違法ダウンロード防止策を実施することで同意したと発表したが、それ以降目立った動きは見られなかった。Sharman氏によれば、このような違法ダウンロード防止プログラムの準備には1年程度を要するとのことで、ほぼ開発が完了しているISPもあれば、まだ時間のかかりそうなISPもあるという。

違法ダウンロード防止プログラムでは、段階的な対応が行われる。最初は違法ダウンロードを行うユーザーに教育的な通知を1~2回送り、違法ダウンロードが繰り返される場合は通知の受け取りを確認する通知を送る。それでも違法ダウンロードをやめないユーザーに対しては、通信速度を遅くしたり、接続を遮断したりといった緩和措置が適用されることになるそうだ。

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