【銘柄診断】セリアは収益好調はひとまず織り込み済み、新規材料難でもみ継続

2012年3月18日 11:11

  セリア <2782> (JQS)は昨年8月18日の上場来高値49万2000円をピークとする調整局面にある。

  同社は100円ショップ「セリア」を全国に直営とFC(フランチャイズ)で出店している。最近は利益率の低い菓子食品のウェートを下げ、プライベートブランドの雑貨を拡充している。そうした利益率アップの動きもあって、今2012年3月期第3四半期の累計決算は営業利益61億7700万円と前年同期比59%の増益を達成。

  今3月期通期も営業利益70億円と前期比37%増益が見込まれている。東日本大震災の影響で今3月期は出店が抑えられたが、来3月期は80店(今期63店)へ拡大する方針で、来期以降の収益拡大期待が高まっている。ただ、それでも株価は動かない。昨年8月の高値で、好材料についてはかなりの部分が織り込まれてしまったようだ。何かサプライズのある材料がないと、このままもみ合い継続の可能性が強そうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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