【銘柄診断】新日本理化は売り方の撤退が進み、仕手人気は次第に収束の方向へ
2012年3月17日 17:58
新日本理化 <4406> (大1)が波高い相場となっている。3月2日の1297円をピークに下げに転じ3月15日の620円まで677円の直線的な下げに見舞われた。
今回の相場の起点は昨年11月2日、367円といきなりのストップ高で始まった。その前日11月1日の値段287円から3月2日の高値1297円まで1010円上げた。その上げに対し今回の下げ率は33%、3分の1押しの水準である。
注目されるのは売買高で、3月2日の376万株から3月15日には458万株へ増加しており、それなりの押し目買いが流入していることが伺える。ただ、大証金では2月29日を最後に逆日歩が途絶えており、売り方の買い戻しを催促する相場はひとまず終了している。
信用売り残は昨年12月9日申し込み現在の591万株が直近では273万株まで減少、売り方の撤退も進んでいる。そうした中で買い方が取り残された感もあり、仕手人気は収束の方向に向かっているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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