【銘柄診断】スターバックス コーヒー ジャパン、好業績はひとまず織り込む

2012年3月17日 15:23

  スターバックス コーヒー ジャパン <2712> (JQS)は高値圏で強調を続けている。今2012年3月期第3四半期累計の営業利益は68億4800万円と前年同期比19%の大幅増益を達成した。それにも関わらず今3月期通期の営業利益見通し72億円(前期63億3000万円)は据え置かれた。

  第3四半期までの進捗率は95%、増額期待の買いが膨らむのは当然の流れと思われる。同社独自のフローズンドリンク「フラペチーノ」を中心とするビバレッジ(ドリンク)が収益を支えている。季節性などを勘案した強化策が奏功しており、他の低価格喫茶チェーンなどとは一線を画すブランド力を誇る。

  来2013年期中には店舗数が1000店をクリアーする見込みで、拡大戦略がなお収益アップに結びつくのかどうかが注目されそう。

  株価は今3月期の増額、来期の好調などをあらかた織り込んだニュアンスもあり、来期の利益水準がポイントになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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