【銘柄診断】シャープはリバウンド相場が短期で一巡、来期の業績回復に懐疑感
2012年3月17日 14:31
シャープ <6753> は2月3日の505円を底値に悪材料出尽くし相場に転じ2月27日には599円まで買い進まれた。ところが、そこから再び下方への圧力が強まり3月14日には483円と昨年来安値にまで売り直される低調場面。
パナソニック <6752> やソニー <6758> などは今もリバウンド相場を継続中で、シャープだけが取り残されているパターン。薄型テレビへの巨額投資が裏目に出る一方で、期待の太陽電池も世界的なメーカー乱立で競争が激しく、先が見通せないという点に投資家の失望機運が強まっている。
そうした中で期待が大きいのがタブレット向けのIGZO(酸化物半導体)液晶。高精細・低消費電力などの特徴を持ち、タブレット端末などに売上げを伸ばしている。
株価は来2013年3月期の収益回復への図式に疑問を持ちつつあるようで、会社側の来3月期の見通し提示に関心が集まっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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