X線自由電子レーザー施設SACLA、供用運転開始
2012年3月16日 14:02
あるAnonymous Coward 曰く、 大型放射光施設SPring-8敷地内に建設されていたX線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA(さくら)」が3月7日より供用運転を開始している(理化学研究所の発表)。
SACLAはアメリカSLACのLCLS(現在供用中)、欧州のDESY-XFEL(現在建設中)に比べて短波長を実現している。建設費は約388億円。XFELはコヒーレントな(波が完全にそろっている)X線での測定を行えるといった特徴があり、これまで不可能であった1分子レベルでの解析が行えると期待されている。
また、XFELは京やもんじゅと並んで国家基幹技術の一つに指定されており、京で取得データの解析を行う計画もあるという。
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