【銘柄診断】野村ホールディングスがカムバック相場へ、収益好転も急ピッチ
2012年3月16日 15:40
野村ホールディングス <8604> のカムバック相場が力強い。昨年12月29日に231円とダメ押し底を入れ、そこからは急角度の戻りに入り3月14日には久々の400円大台回復場面まで買い進まれている。
昨年11月頃にはグループ企業の野村不動産と野村総合研究所の売却を複数の投資ファンドに対して打診していると伝わるなど、収益環境の厳しさが指摘されていたことを思い起こすと隔世の感もする。年初来の株式市場の立ち直りが基本的な背景。
今2012年第3四半期は全ビジネス部門において税前利益で黒字を計上し、前四半期比で増収増益を確保した。株式市場が本格的に好転したのは年明け第4四半期からで、今後、収益アップに弾みが加わるものと思われる。
株式市場のけん引役として、同社の天井が高くなることはそのまま市場がさらに活況度合いを強めていくことを示唆している。PBRは依然0.7倍と割安水準。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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