【銘柄診断】大京は売り方の買い戻しが加速中だが、一巡後は押し目形成場面も
2012年3月16日 11:54
大京 <8840> の上昇力が衰えない。日証金で逆日歩が発生する日が増え、売り方の買い戻しが上昇を支えている。信用売り残は直近3月9日現在で917万株にまで膨らんできた。
直近のボトムは2月10日申し込み現在の354万株だから、4週間で563万株も増えた。この間株価は173円から234円まで上昇しているが、信用売り残の推移を検討してみると、200円台乗せを一つの相場の終着点として売り込んだ動きが伺える。ところが200円で留まることなく、そのまま上昇を続けたことで、売り方は窮地に陥っている図式だ。
マンション販売の好調を受け、今2012年3月期の営業利益は214億円(前期135億9700万円)の大幅増益が見込まれているが、来2013年3月期についてもそうした業績好調が引き継がれるものと見られる。売り方の買い戻しが上げにスピード感を与えているが、ぼつぼつ押し目形成にも備えておきたいところか。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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