【銘柄診断】阪神阪急ホールディングスはマンションの好調で増額修正が有力
2012年3月13日 21:33
阪神阪急ホールディングス <9042> は出直り相場の途上に位置している。今2012年3月期の第3四半期累計決算では営業利益が613億4300万円と前年同期比3%増を確保した。
都市交通事業では東日本大震災の影響で空港バスの需要が低迷し減収となったものの、減価償却費の減少などにより増益を確保。それにマンション分譲戸数の増加などが増益に寄与した。今3月期通期では営業利益640億円と前期比1%減の見通しを据え置いた。
ただ、第3四半期までの進捗率が95%に達しているだけに、今3月期は増額修正の可能性が強いし、来2013年3月期も経済の回復に伴い、連続増益が有力。PER11倍、PBR0.9倍と株価にそれなりの割安感はある。
同社だけではなく、鉄道株全体として、上値を買いあがるインパクトのある材料に乏しい点は否めない。あくまでも中期波動で捕らえたじっくり型の対応が求められる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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