【特集】セクター別動向「小売(百貨店)関連」(2)

2012年3月11日 12:18

■百貨店売上高は高額品が堅調

  全国百貨店売上高(店舗数調整後)を主要商品別に見ると、衣料品は、11年1月が前年同月比2.0%減の2333億円、2月が同0.5%増の1417億円、3月が同19.2%減の1621億円、4月が同0.5%減の1742億円、5月が同3.3%減の1731億円、6月が同0.3%減の1614億円、7月が同0.9%減の2029億円、8月が同3.4%減の1247億円、9月が同2.5%減の1508億円、10月が同0.5%増の1988億円、11月が同2.6%減の1907億円、12月が同3.9%増の2118億円、そして12年1月が同0.4%減の2344億円となった。

  食料品は、11年1月が前年同月比0.1%減の1246億円、2月が同0.9%増の1276億円、3月が同8.2%減の1257億円、4月が同0.5%減の1187億円、5月が同0.2%増の1212億円、6月が同1.1%増の1476億円、7月が同1.6%減の1887億円、8月が同0.1%減の1301億円、9月が同1.4%減の1119億円、10月が同0.5%減の1251億円、11月が同0.8%減の1639億円、12月が同0.6%減の2680億円、そして12年1月が同1.1%減の1240億円となった。

  雑貨は、11年1月が前年同月比2.1%減の675億円、2月が同2.2%減の626億円、3月が同13.6%減の661億円、4月が同3.5%減の677億円、5月が同4.3%減の673億円、6月が同0.1%減の695億円、7月が同1.8%増の745億円、8月が同0.6%減の640億円、9月が同3.2%減の662億円、10月が同横ばいの696億円、11月が同1.9%減の741億円、12月が同0.3%減の946億円、そして12年1月が同1.5%減の669億円となった。

  雑貨の内訳で美術・宝飾・貴金属の伸び率を見ると、11年1月が4.2%減少、2月が3.9%減少、3月が20.8%減少、4月が8.9%減少、5月が0.7%減少、6月が6.4%減少、7月が5.3%増加、8月が4.8%増加、9月が1.1%増加、10月が0.4%減少、11月が横ばい、12月が0.3%増加、そして12年1月が0.5%増加となり、やや回復傾向となっている。

  百貨店売上高では、宝飾・貴金属など高額商品の売上状況が好不調の目安になるという特徴もあるだろう。したがって主力の衣料品だけでなく、雑貨(化粧品、美術・宝飾・貴金属、その他雑貨)の売上動向にも注目しておきたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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