【銘柄診断】雪印メグミルクは経済の急成長が続くインドネシアに橋頭堡を築く
2012年3月11日 12:15
雪印メグミルク <2270> は昨年9月30日に1596円の高値に買い進まれ、その後は調整波動だが、深押しすることもなく高値圏で頑強な動きを続けている。
放射能問題が長期化する中、消費者の食に対する安全意識が高まってきている。そうしたところに酪農業界では牛乳需給の逼迫や原材料の高騰など厳しい状況が重なり、それが同社の業績に跳ね返っている状況だ。
そのため、今2012年3月期第3四半期累計決算は営業利益138億3200万円と、前年同期比4%減にとどまった。つれて今3月期通期の営業利益についても従来の170億円から157億円(前期156億4900万円に引き下げられた。
厳しい国内情勢を踏まえ、アジア・オセアニアを中心とした新たな事業展開を検討していたが、このほど東南アジアで最大の人口をもち、急速な経済成長を続けるインドネシアにおいて、同社が持つ技術力を生かしたプロセスチーズの製造・販売を行う合弁会社を設立することが決まった。海外収益が業績に寄与し始めるようだと、株価の評価が変わってくることも考えられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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