タダで有料放送を視聴できるB-CASカード、厳しい対処へ
2012年3月10日 11:55
あるAnonymous Coward 曰く、 BS/110度CSデジタルの有料放送を無料で視聴できるとする不正なB-CASカードについて、ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズや有料放送事業者などが法的措置を検討しているとのこと(AV Watchの記事、毎日jpの記事、朝日新聞デジタルの記事)。
不正B-CASカードは「BLACKCAS」の名称で49,800円で販売されているもの(GIGAZINEの記事)。昨年/.Jでも話題となった「Magic B-CAS」と同様の製品だ。各社は、このような製品の製造・販売が不正競争防止法に違反し、利用者も損害賠償の対象になるなどとしている。
ただし製品は海外で製造され、購入者に直送されているとみられ、利用者の特定も困難だ。どういった対処を取るのか注目したい。また、民放連会長の「(カードのシステムは)絶対に破られず、仮に破られても犯人はすぐに分かると聞いていたので、どうなっているんだという気持ち」というコメントもなかなかに興味深い。
スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | ビジネス | テレビ | ハードウェア | YRO | 著作権 | ハードウェアハック
関連ストーリー:
B-CASカードを使わないコンテンツ保護システム、来年7月末スタート 2011年11月03日
タダでBSやCSを視聴できる「Magic B-CAS」カード登場 2011年09月13日
民放連とNHK、「フルセグ携帯」実現に向けてソフトウェアによるコンテンツ保護機能を検討中 2010年01月27日
地デジの著作権保護仕様、「B-CASカード」に加え、ソフトウエアまたは小型チップの新方式併存へ 2009年07月07日
総務省の委員会でB-CAS以外のコンテンツ保護システム立ち上げが検討される 2009年05月14日