JTB、首都圏エリア初の水陸両用バス観光ツアーの社会実験を開始
2012年3月9日 19:23
ジェイティービーは9日、首都圏エリア初の水陸両用バスを利用した観光ツアーの実施に向けた社会実験に参画すると発表した。社会実験は、「水陸両用バスを利用しての“東京湾の水辺活性化”社会実験」として、一般社団法人RE-BORN47が全体調整として主催し、観光庁が企画協力として共催する。
3月20日から4月8日にかけて、40人乗りの水陸両用バス2台を使い、1周約1時間30分の無料体験ツアー2コースを催行する。それぞれ1日3便運行し、合計4,000人に体験してもらい、参加者からのモニターアンケートを集計・分析して、今後の実用化に向けて検証する。
乗車場所は港区浜松町バスターミナルおよび港区お台場。入水場所は港区港南。運航コース案として、Aコース:台場~レインボーブリッジ~港南スロープ~(東京湾)~港南スロープ~レインボーブリッジ~台場と、Bコース:浜松町~港南スロープ~(東京湾)~港南スロープ~浜松町の2コースがある。
水陸両用バスは、大阪・諏訪湖・湯西川・仙台などで運行されており、いずれも人気の高い観光素材となっている。今回、首都圏エリアにおいて、東京観光の活性化・水辺観光の創出を目指して検証する。また、水陸両用バスのうち1台では、燃料に使用済み天ぷら油を使用するなど、環境にも配慮して運行する。