24ビット/192kHz形式での音楽ファイル配布は無意味?
2012年3月9日 06:00
taraiok 曰く、 VorbisやFLACなどのフリーなマルチメディアフォーマットおよびツールを開発するXiph.orgが、24ビット/192kHz形式での音楽配信について批判的な意見を述べている。(24/192 Music Downloads、本家/.)。
Xiph.orgによると、音楽サービス企業が「妥協のないスタジオ品質」などと称して24ビット/192kHz形式の音楽ファイルを配布することは「単なる押し売り」にすぎず、これが意味のある行為とは思えないとのこと。耳の解剖学やサンプリングレート、およびリスニングテストの基本などについて説明したうえで、それらを踏まえて「24ビット/192kHzの音楽ファイルよりも、ロスレスフォーマットおよび高品質な1組のヘッドホンのほうが、あなたがオーディオを楽しむのに役立つに違いない」と述べている。
そして、なぜ、(音楽サービス企業は)抵抗があるにも関わらず、24ビット/192kHzでの音楽ファイルの配布を推奨するのか? という問いに対しては、「それは存在しない問題を提起し、無知を利用して人々を騙すというビジネスモデルを成立させるためだ」としている。
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