【銘柄診断】ピーエスシーは政府支援を背景に電子カルテなど伸び好環境見直す
2012年3月9日 10:41
ピーエスシー <3649> (JQS)がいきなりの人気相場に走ってきた。1月18日に前2011年12月期についての増額が公表されたのを契機に徐々に水準を切り上げていたが、その後、前12月期ばかりでなく、今2012年12月期も大幅増益の見通しが明らかになり、見直し買いに拍車がかかってきた。本日(9日)の株価は、590円高の9790円まで上げて3日続伸し、昨年来高値を更新している。
同社は電子カルテや医療用データマネジメントシステムなど、医療システムに特化したソフトウエアの開発を展開している。大学病院をはじめとする大規模病院向け医療用データマネジメントシステムClaio、院内ドキュメント・データ管理システムDocuMakerなどが順調に伸びている。
医療費の圧迫を踏まえ、政府も高齢者に対する在宅医療の推進、レセプト情報の活用による医療の効率化などを支援しており、環境はまさに同社にとってフォロー。
昨年3月上場後の新値圏で、買い方すべてが利食いの状態にある。今後は今12月期予想でPER60倍と言う割高さを解消できるだけの利益の成長が達成できるかどうかだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【銘柄診断】虹技は好需給が崩れるが業績増額受け、目先は底値固め相場に移行(2012/03/08)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(4)(2012/02/24)
・浅妻昭治のマーケットセンサー:楽しく儲ける正しい「読み方」、「攻め方」、「守り方」を公開(2012/02/02)
・株式評論家:浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)推奨銘柄を公開(2012/02/02)