住友商事と三井物産、国内肥料事業統合に向けて基本合意

2012年3月8日 17:34

 住友商事と三井物産は8日、両社の国内肥料事業を統合することに向けて具体的な検討を開始することで基本合意したと発表した。

 これに基づき両社は、共同新設分割による新会社を設立する。両社の肥料原料輸出入事業はその統合新会社が承継するとともに、国内製造・販売子会社である住商アグリビジネス、および三井物産アグロビジネスを統合新会社の完全子会社としたうえで合併することを検討しているという。

 住友商事と三井物産は、2010年3月に海外肥料原料輸入事業における業務提携を行い、共同配船等の協業を進めてきたが、この間の業務提携に一定の成果が上がったことから、さらに広範囲にわたる提携に向けて協議を続けてきた。その結果、両社の国内事業を統合し、肥料原料輸出入事業では原料の買付・販売の強化を行うとともに、国内製造・販売事業では生産・販売体制の融合による全体最適運営を図ることが、国内肥料事業における競争力強化に資するとの合意形成がなされた。

関連記事

最新記事