【銘柄診断】虹技は好需給が崩れるが業績増額受け、目先は底値固め相場に移行

2012年3月8日 13:33

  虹技 <5603> (大1)が調整場面を迎えている。昨年12月29日の174円を起点に急騰を開始、1月23日の高値345円まで直進的に買われた。現在はそこからの整理だが、やや時間が短いものの3段下げを完了したパターンだ。

  自動車用プレス金型鋳物は自動車メーカー向けに売上げを伸ばし、大型鋳物は、産業工作機械用鋳物のフルモールド化を図り受注拡大が続いている。このため、今2012年3月期は営業利益9億8000万円(前期13億7300万円)へ再度の増額が明らかになった。

  仕手人気先行で進んできた相場だが、業績増額でPER16倍と実態面からの支えが効く状況に変わってきた。

  信用売り残は昨年12月30日現在の710万株が直近3月2日現在では300万株まで減少。一方、信用買い残は同じ期間757万株が607万株と減少は目立って小さく、取組みは悪化してきた。

  需給を支えに走ってきた相場とあって、需給が悪化すれば動きは沈静化することになる。増額を支えに値固め場面となりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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