グーグル、新しい災害対応の取組みを発表 災害時ライフラインマップなど

2012年3月7日 18:17

 グーグルは7日、東日本大震災での災害対応の経験、教訓を踏まえ、新しい災害対応の取組みについて発表した。

 今回、災害時に提供する「Google パーソンファインダー」が、NTTドコモ提供の「災害用伝言板」、及びKDDI・沖縄セルラー提供の「災害用伝言板サービス」から新たに利用可能になる。これにより、携帯電話からのパーソンファインダーへのアクセスがしやすくなる他、従来通りパーソンファインダーで家族や友人の携帯電話の番号を検索すると、各携帯キャリアが提供する災害用伝言板サービスに直接アクセスできる。また、通常、災害時にのみ提供するパーソンファインダーを、3月11日に1日だけ試験的に稼働する。

 さらに、今回、新たに「Google 災害時ライフラインマップ」として、ライフライン、インフラの情報を集約していく。今回、KDDI・沖縄セルラーとの新たなパートナーシップにもとづき、提供されたau 携帯電話のエリア復旧状況情報が地図上で閲覧できるようになる。また、東京ガスから提供された都市ガスの供給停止エリア情報も「Google 災害時ライフラインマップ」に表示する。

 加えて、前回、東日本大震災及び台風12号が紀伊半島に大きな被害をもたらした際に、本田技研工業が協力した、自動車通行実績情報マップも「Google 災害時ライフラインマップ」として提供を続けていく。

 また、グーグルは、同社が提供する各種災害関連情報サービスやツールをまとめたサイト「http://google.co.jp/saigai」を常設する。各種災害関連サービスを集約した他、クライシスレスポンスの活動についても情報をまとめて掲載する。


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