【銘柄診断】イオンクレジットは自己株式取得を好感して急続伸
2012年3月7日 13:17
イオンクレジットサービス <8570> は7日、33円高の1255円まで上げて急続伸している。前日6日大引け後に自己株式取得と300億円の転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行を発表、強弱材料の綱引きとなったが、自己株式取得を好感する買い物が優勢となっている。
自己株式取得は、資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を実行することを目的としており、上限を1400万株(発行済み株式総数の8.93%)、150億円、取得期間を3月7日から来年3月6日までとして市場買い付けする。一方、ファイナンスは、150億円を自己株式取得資金に充当し、残り150億円は今後、成長が期待できるアジア地域子会社や新規展開国への投融資資金に充当、3月23日を払込期日として実施する。
株価は、昨年9月に発表した設立30周年の記念増配をキッカケに昨年来高値1328円に迫る1306円まで急伸し、1200円台固めを続けてきた。投資採算的に割安感は小さいが、売り長となっている信用好取組もフォロー材料に需給主導で高値奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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