【銘柄診断】一休は今期増額を材料に見直し買い集める、利益の伸び率が焦点に

2012年3月7日 13:02

  一休 <2450> が見直し買いを集め動意づいてきた。宿泊予約サイト「一休.com」で販売宿泊室数が想定以上に伸び、今2012年3月期の業績が増額修正されたことが材料になった。震災後、稼働率低下に苦しむ宿泊施設からの提供室数が増え、取扱室数が拡大しているうえ、昨年10月からの手数料率の引き上げも寄与。

  今2012年3月期の営業利益が従来の7億6000万円から9億4900万円(前期6億2300万円)へ引き上げられた。ただここ数年売上げが着実に増加している一方で、大幅減益も経験するなど、利益は必ずしもパラレルにアップしていない。

  震災の影響が一巡する来2013年3月期も業績は続伸する方向が予想されるが、果たして利益面で思うような数字が達成できるかどうかだろう。

  PERは現在26倍とそれなりの水準に評価されている。来3月期の増益をどの程度に見積もるかによって株価の強弱感が分かれてくる微妙な水準である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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