【銘柄診断】ジェイコムホールディングスはスマホ急拡大だが、増益率は今一つ
2012年3月7日 10:17
ジェイコムホールディングス <2462> が底値圏で低迷している。同社グループの主要マーケットである携帯電話業界では、スマートフォンの売上げが急増している。
スマートフォン市場の拡大に伴い、高い説明能力を持つ販売スタッフへのニーズが強まり、主力顧客である携帯電話業界からの業務受託の受注が拡大している。そのため、今2012年5月期は営業利益10億7500万円と前期比19%増益が見込まれている。ただ、スマートフォンの販売が急増している割には増益率に物足りさがあることで、市場の評価も今一つ盛り上がらないようだ。
アナリスト筋では来2013年5月期に収益寄与が本格化し、増益率もアップすると見ているが、果たしてそこまで見据えた上で、買いが入ってくるかどうかだろう。もっとも配当利回りが3.6%に達していることで、ここから下げる余地も乏しい。今5月期第3四半期累計決算、今5月期決算と、決算の推移が焦点になりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・先物主導型相場のリスクを回避し「西の南海、東の京成」の旧人類型投資に活路=浅妻昭治(2012/03/05)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(1)(2012/02/24)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)