【銘柄診断】ジャックスは長期休養開け相場へ、新中期経営計画で回復が鮮明に

2012年3月6日 22:55

  ジャックス <8584> が出直り色を強めてきている。震災以後の戻り相場の上値抵抗ラインとなっていた270円を通過してきたことで、チャート的にはもう一段戻りにエンジンがかかるパターンだ。貸金業法改正に伴う収益低下懸念から2006年1月の1374円高値から長期低落波動を描いてきただけに、まさに長期休養開けの銘柄である。

  債権の良質化により、貸倒関連費用が減少する見込みにあるため、今2012年3月期の業績について営業利益は従来の79億円から94億円(前期31億3700万円)へ増額修正されるなど、業績回復傾向強まってきている。

  そうした状況を踏まえ、来2013年3月期をスタートに、2015年3月期を最終年度とするさらなる収益アップを想定した新中期3ヵ年経営計画を策定、回復の道筋がより鮮明になってきていることも好感されそう。PBR0.4倍など指標も割安で、出直り相場を引き継いでいく方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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