【銘柄診断】チノーは新興国向けに計測器が伸びる、見直し買い集め新展開入り
2012年3月5日 21:23
チノー <6850> はここへきて昨年来高値を更新するなど、見直し人気に拍車がかかり始めている。今2012年3月期の第3四半期累計決算では営業利益は6億3400万円(前年同期2億9400万円)と大幅増益を達成した。
新興国でのインフラ整備需要を背景に、計測制御機器や計装システムが伸びているうえ、東京計器ら国内3社との協業体制を強化していることが収益向上につながっている。また、生産体制の再編成、子会社の吸収など、今3月期をスタートに高収益企業確立へ向けての中期経営計画に積極的に取り組んでいる。
新興国の計測器需要は今後とも好調持続が想定されており、アジアを重点に現地駐在員の増強など戦力を強化する方針だ。第3四半期の好調を引き継ぐ来2013年3月期についても連続増益が有力だ。昨年11月24日の175円をボトムとする上昇トレンドに乗り、さらに上値を試す展開も見られそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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