NEC、持ち運びに便利なタブレット型パネルコンピュータを発売
2012年3月5日 20:34
NECは5日、業務用に使われているパネルコンピュータのラインアップに、持ち運びに便利なタブレット型を追加し、本日から販売を開始すると発表した。
従来、パネルコンピュータは主に、顧客企業の専用機器に組み込んだり、据え置いて利用されていた。昨今、持ち運びやすさといった利便性の向上や、高いセキュリティを確保しながらの共有利用などのニーズが高まり、これに対応したパネルコンピュータの新モデルとして製品化に至った。
タブレット型パネルコンピュータ(10.1型)の最大の特長は、端末を複数人で安心して共有できるよう、NECの独自技術を搭載し、1台の端末で利用者ごとに異なる利用環境(使用できるアプリケーションやユーザごとにアクセスできるデータの制限等)を設定できる点。利用者ごとに利用環境を切り替えるには、端末にNFC対応のカードをかざすなど簡単な動作で可能。
さらに、利用する業務や環境に応じて幅広いカスタマイズができるため、店舗での受発注・接客・広告表示、工場・倉庫などでの在庫管理、介護支援や遠隔医療など様々な業務での利用が可能。
タブレット型パネルコンピュータ(10.1型)の価格は8.9万円(税別)からであり、出荷開始は3月19日となる。NECは、今後2年間で10万台の販売を目指す。