ダスキンと三井物産、清掃用具のレンタル事業で韓国に初進出
2012年3月5日 19:50
ダスキンと三井物産は5日、韓国のプルムワンホールディングスと、清掃用具のレンタル事業(ダストコントロール事業)を韓国で展開すると発表した。
ダスキンと三井物産の合弁会社ミスタードーナツコリア(以下、MDK社)とプルムワンの100%子会社フードマースは、今年2月1日に合弁会社設立の契約を締結し、3月2日に合弁会社プルムワンダスキンを設立した。本日、ソウル特別市松坡区に直営1号店をオープンし、営業を開始する。ダストコントロール事業は、プルムワンダスキンを本部として、韓国の地元企業から加盟店を募るフランチャイズ形式で行う。
ダスキンによると、韓国では生活様式や衛生面の意識・考えで日本と多くの類似点があることから、ダストコントロール事業も高い需要が見込まれるという。また、プルムワンは韓国の自然派食品市場において多くの顧客から支持を得ており、「プルムワン」と「ダスキン」のダブルブランドによって、2020年までに家庭顧客数40万件の獲得、各店舗の合計売上高40億円を目標としている。出店数は90店を目標としており、韓国における家庭用清掃用具のレンタルという文化の定着を目指す。
なお、ダスキンは、ダストコントロール事業を台湾のほか、三井物産と合弁で中国(上海)でも展開している。三井物産は、国内外で消費者向けサービス事業に取り組んでおり、韓国ではダスキンと共にMDK社を通じてミスタードーナツ事業を手掛けている。ダスキンと三井物産は、今後の海外展開においても、三井物産のグローバルネットワークを活用し、中国を中心としたアジアでの事業を拡大していく方針。