イオンベトナムが事業開始、2014年に1号店のオープン目指す

2012年3月5日 13:49

 イオンは2日、昨年10月にベトナムのホーチミン市人民委員会より1号店の投資ライセンスを取得し、「AEON VIETNAM CO.,LTD」(イオンベトナム)を設立したが、今回、同社は、2014年のオープンを目指す1号店「イオンタンフーセラドンショッピングセンター(SC)」(仮称)の土地使用権の移転手続きが完了したことに伴い、本格的に事業を開始すると発表した。

 SC、GMSの1号店となる「イオンタンフーセラドンSC」(仮称)は、ホーチミン市中心地から西へ7kmのタンフー区に出店する。出店地周辺は、バイク15分圏内に140万人を有する人口密集地で、現在マンションや学校、病院といった総合的なまちづくりを目的とした開発が進んでいる。
 
 ベトナムでは、すでに2008年よりイオンクレジットサービスが日系企業初となる割賦販売事業を展開している。さらにコンビニエンスストアのミニストップが昨年末からFC(フランチャイズ)店舗の出店を行っている。

 今後ベトナムにおいて、地域の顧客のくらしを支えるライフラインとなるよう、「イオンベトナム」の運営するSCやGMS(総合スーパー)の出店を加速することに加え、総合金融、サービス、専門店など、グループの各事業を複合的に展開していく。

 またイオンは、アセアンエリア全体の事業展開を統括するアセアン本社についても、今春の始動を目指し、マレーシアのクアラルンプールにて設立の準備を行っている。

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