ヤモリテープ、分析用途で実用化

2012年3月4日 18:58

LARTH 曰く、 日東電工は、同社が2010年に開発したヤモリテープを固定部材として用いることにより、-30度C以下の低温領域や200度C以上の高温領域で、従来よりも正確な表面分析ができることを確認したそうだ(プレスリリース)。

カーボンナノチューブを用いたヤモリテープは-150から500度Cの温度領域で良好な接着特性を持ち、溶剤を使用しないことから試料を汚染しないなどの利点がある。また、分析時の試料位置ずれが極端に少ないとのこと。当面は同社の分析部門である日東分析センターへの供給に限定し、その他の分野では2015年をめどに実用化を目指すという。

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