【銘柄診断】リンナイは節電意識を背景に高効率給湯器など伸び海外も好調続く

2012年3月4日 13:29

■来期も連続増益が予想される

　　リンナイ <5947> は消費者の節電意識の高まりによる好業績期待から昨年１０月に６６００円の年初来高値を示現、そこからの整理が２月７日の５１００円でようやくピリオドを打った。

　　これまでの想定どおり、今２０１２年３月期第３四半期累計決算では営業利益が２０６億９２００万円と前年同期比６％増の順調な収益を達成した。国内は、省エネ意識の高まりなどを背景に、高効率給湯器「エコジョーズ」シリーズなどへの買い替え需要が堅調で、節電志向の流れからガス空調機器などの販売も伸びている。

　　今３月期の業績については営業利益２７０億円と前期比７％増益の見通しを据え置いている。新興国の生活水準向上に伴う熱機器需要の拡大や先進国における環境への取組みを追い風とする買替需要の増加により、海外の伸びが継続、来２０１３年３月期も連続増益が予想される。

　　需給面では株不足状態となっており、逆日歩が発生するようだと、株価には強いインパクトを与えることになりそう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）