Google、ハッキングコンペを開催。Chromeなどの脆弱性情報に賞金
2012年3月1日 20:48
cheez 曰く、 Googleが独自のハッキングコンペを開催し、Chromeなどの脆弱性に関する情報に対し総額100万ドルの賞金を提供することを発表した(ITmedia、本家/.)。
元々Googleはハッカーコンテスト「Pwn2Own」のスポンサーとなり、賞金を提供し自社製品をハックしてもらおうとしていた(/.J過去記事)。しかし「脆弱性の情報をベンダーに全て開示する」とされていたこの大会の規約が無くなったため、Googleはスポンサーを降板、脆弱性情報の全開示を義務づけた独自のハッキングコンペを開催する運びとなったとのこと。
ハッキングコンペの実行環境はWindows 7上でChromeを動作させること。Chromeのみのバグや脆弱性を使ったハック「Full Chrome exploit」には6万ドル、Chromeの脆弱性と他のバグや脆弱性を組み合わせたハック「Partial Chrome exploit」には4万ドル、FlashやWindows、またドライバなど他のソフトウェアのバグや脆弱性を利用しChromeやWebブラウザに影響を与えるハック「Consolation reward, Flash/Windows/other」に対しては2万ドルがそれぞれ授与される。
賞金総額100万ドルに達するまで各賞は授与されるとのことで、また受賞者にはChromebookが贈られるとのことだ。
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