【銘柄診断】免疫生物研究所の今期は5期ぶりの黒字計上、収益アップ評価へ
2012年2月28日 19:05
免疫生物研究所 <4570> (JQG)は昨年6月7日に年初来高値9750円まで買い進まれたが、その後は昨年11月22日の3040円までほぼ一貫して売り込まれた。現在はそこからの株価修復過程。
高値時は米社の心疾患診断キット販売開始、トランスジェニック社との共同研究契約締結、米社とのガレクチンー3モノクローナル抗体の新契約締結と相次いで材料が表面化、その業績寄与を期待する思惑が株価上昇のサポート要因だった。しかし、ここへきては業績好転を評価する機運が台頭しており、相場的には腰の強さが感じられる。
抗体やキットの自社開発の製品化が順調に進んだことや体外診断用医薬品が堅実に推移しているため、今2012年3月期の営業利益は1000万円から1500万円(前期6400万円の損失)へ増額された。5期ぶりの黒字となる。
また2月13日に明らかになった新中期経営計画では2014年3月期に営業利益2億4000万円の確保が目標とされている。想定路線をウォッチしながら強い展開が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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