ドコモ、音声エージェント機能「しゃべってコンシェル」を3月から提供開始
2012年2月27日 20:30
NTTドコモは27日、スマートフォンに話しかけるだけで情報を調べて教えてくれたり、携帯電話の操作をしてくれたりする音声エージェント機能「しゃべってコンシェル」を開発し、3月1日より、ドコモのAndroidスマートフォン向けのアプリとして無料で提供を開始すると発表した。
同機能は、顧客の音声による指示で、サービスやスマートフォンの機能を直感的かつ直接的に利用できるのが特徴。例えば、知りたいことをスマートフォンに話しかけるだけで、dメニューの公式コンテンツに加えてWikipediaなどの大手コンテンツプロバイダーが提供する質の高いコンテンツの中から、ユーザの「意図」を分析し、質問に即した回答を画面に表示してくれる。また、メールやアラーム機能など使いたいスマートフォン機能をアプリ一覧から探すことなく、言葉で簡単に操作することができる。
さらに、ユーザの発話認識に必要な複雑な処理は、スマートフォン側ではなく携帯ネットワークを通じてドコモのネットワーククラウド側で行うため、利用する機種に依存せず精度の高い言葉の認識をし、すばやく利用者に応えることが可能。
このように「しゃべってコンシェル」は、ドコモが提供する多様なサービスや機能を音声により分かりやすく利用できるというユーザインタフェースの高度化と、ネットワーククラウドにより高度な情報処理・通信処理を行うことによる様々な付加価値を、ドコモのスマートフォン利用者に提供するものとなっている。
また、「しゃべってコンシェル」は、昨年11月に試験提供を開始した通訳電話に続くドコモのネットワーククラウドを活用した機能として、顧客のニーズに合わせ、より使いやすい自然言語インタフェースを逐次提供するとともに、2012年中にiコンシェルなどの各種サービスとの連携、進化を目指していく。