中国、11基目の第2世代「北斗」を打上げ
2012年2月27日 12:00
中国国家航天局(CNSA)は北京時間2月25日0時12分(日本時間1時12分)、四川省の西昌衛星発射センターから、測位衛星「北斗導航衛星」を載せた「長征3号丙」(Long March 3C)ロケットを打ち上げた。
打ち上げられたロケットは順調に飛行し、衛星を所定の静止トランスファ軌道に投入し、打ち上げが成功した。
北斗衛星ナビゲーションシステム(Compass Navigation Satellite System)は、アメリカのGPS、ロシアのグロナス(GLONASS)、ヨーロッパのガリレオ計画に対抗した中国独自の衛星測位システムである。
中国は測位試験衛星の運用を経て、2007年から第2世代の測位衛星の打ち上げを開始しており、今回の打ち上げは今年1基目、計11基目。中国は2020年までに合計35基の「北斗衛星」を打ち上げ、衛星コンステレーションを構築し、地球全体カバーできる衛星測位システムの完成を目指している。
なお、今回の打ち上げは長征ロケットシリーズにとって158回目の打ち上げだった。
■長三丙火箭成功発射第11顆北斗二号衛星
http://www.calt.com/xwzx/zyxw/20120225010530a550f5.html
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